It Might Get LoudTalk Session

Katsuyuki Watauchi × Rintaro Watanabe

ロックと言ったら
やっぱりギターだろ!

Katsuyuki Watauchi

ギターを始めたきっかけは、やっぱりロックと言ったらギターだから(笑)。家におじさんからもらったクラシックギターがあって、一番身近にあった楽器だったからということもありますけどね。そのギターにスチール弦を張って、明星や平凡についていた歌本のコードを見ながら、当時流行っていた曲を弾いてました。その頃はまだハードロックなどを弾くことは無かったけど、エッジはラモーンズなどのパンク・ロックを聴いていて、バンド結成当時はコピーしていたみたいですね。

Rintaro Watanabe

ジャック・ホワイトもパンクを通ってきていると思うけど、サン・ハウス(30〜40年代のブルースマン)を紹介していたことからもわかるように、デルタ・ブルースやカントリー・ブルースの色が強く出ていて、歌い方もブルースが基本になっていますね。さらにガレージっぽさも出してますけど。若手のミュージシャンの中では珍しいタイプと思いますよ。ジミーは、当時はセッションギタリストがサラリーマンのようで嫌だとバンド結成に至ったと言ってましたが、彼もブルースの色を残してますよね。

80年代は
パンクやニューロマンティックの全盛期だった

Katsuyuki Watauchi

U2はまさに自分の世代の音楽なので、エッジのプレイには影響を受けましたよ。沢山コピーしました。半音下げのチューニングでね。あの当時はU2のサウンドに似た楽曲が数多く出てきた時代でもあったし、パンクやニュー・ウェイヴ、ニューロマンティックの全盛期でした。そういった時代の洗礼を受けたので、ブルース色の強いロックやギターこてこての楽曲を聴く機会は少なくなっていましたね。

Rintaro Watanabe

実は、僕も当初はギターの音が好きじゃなかったんですよ。時代的に、ネオアコースティック、テクノポップやニュー・ウェイヴといった音楽に傾倒していきました。レッド・ツェッペリンも聴こうとはしていましたけど、ディープ・パープルやビートルズに比べると、かなり敷居が高かったんです。どのアルバムから聴いて良いかも分からないですし、曲調も様々なジャンルがあって、近寄りがたかった印象がありました。たくさん音楽と触れ合うことで、レッド・ツェッペリンもギターの入った音楽も好きになりましたけど。


ザ・ホワイト・ストライプスもカヴァーする
Son House / Death Letter Blues

White Stripes - Death Letter
(Son House Cover live)

RELATED ITEM

The White Stripes / De Stijl
「Death Letter」収録