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ロベール・ブレッソン監督『やさしい女』幻の作品がスクリーンに蘇る!
美しく艶めかしい、ベルトルッチの女神ドミニク・サンダ、17歳のデビュー作!

やさしい女

文豪ドストエフスキーの最高傑作短篇を、巨匠ロベール・ブレッソンが映画化。1986年以来となる劇場公開。待望のデジタル・リマスター上映!

『抵抗』『スリ』『ラルジャン』など数々の傑作で知られる巨匠ロベール・ブレッソン。感情を抑え、音楽をほとんど使わず、プロの俳優を起用しないなど厳格とも言える演出法で生み出された、独自の作品世界なかでも、『白夜』(71年公開)とともに幻と呼ばれていた本作『やさしい女』。どちらもドフトエフスキー原作であり、本作は『白夜』に先駆けて作られたブレッソン“初のカラー作品”。

衝撃的なオープニングからはじまる本作は、一組の夫婦に起こる感情の変化と微妙なすれ違いを丹念に描き、夫婦とは、人を愛するとはなにかを観るものに問いかける。孤独な女を演じるのは、ファッション雑誌VOGUEでモデルをしていたところをブレッソン監督に見出され、本作で映画デビューを果たした女優ドミニク・サンダ(『暗殺の森』『1900年』でベルトルッチの女神<ミューズ>としても知られる)。自らも15歳で年上の男と結婚するも数カ月で離婚という経歴を持つサンダは、映画初出演ながら、年上の夫を翻弄しながらも苦悩する女を見事に演じてみせた。また極端なまでに台詞を排した本作は、ふたりの男女の視線のドラマともいえ、サンダの視線の鋭さ、恐ろしさが彼女の心境の変化を物語る。17歳のドミニク・サンダの、輝くような美しさを堪能できる1本。

一組の夫婦に起きた悲劇が、愛し合うことの難しさを問いかける。

「彼女は16歳ぐらいに見えた」。質屋を営む中年男は妻との初めての出会いをそう回想する。安物のカメラやキリスト像を質に出す、若く美しいがひどく貧しい女と出会った男は、「あなたの望みは愛ではなく結婚だわ」と指摘する彼女を説き伏せ結婚する。質素ながらも順調そうに見えた結婚生活だったが、妻のまなざしの変化に気づいたとき、夫の胸に嫉妬と不安がよぎる……。

4月4日(土)より、新宿武蔵野館他全国順次公開
『やさしい女』 http://mermaidfilms.co.jp/yasashii2015 


『やさしい女 デジタル・リマスター版』
(原題:Une femme douce)

4月4日(土)より、新宿武蔵野館他全国順次公開

監督・脚色・脚本・台詞:ロベール・ブレッソン
出演:ドミニク・サンダ、ギイ・フランジャン

1969 年|フランス|カラー|ヴィスタ|DCP|89 分

オフィシャル・サイト

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