[タイタンズを忘れない]
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監督:ボアズ・イエーキン/脚本:グレゴリー・アレン・ハワード/製作:ジェリー・ブッラカイマー、チャド・オーメン/製作総指揮:マイク・ステンソン、マイケル・フリン/撮影監督:フィリップ・ルースロ/出演:デンゼル・ワシントン、ウィル・パットン、ウッド・ハリス、ライアン・ハート、キップ・パルデュー、ドナルド・フェゾン、ハイデン・パネティエーリ/上映時間:114分/配給:ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)/2000年アメリカ
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1971年ヴァージニア州アレキサンドリアで起きた実話。公民権運動によって人種間の壁は取り払われたはずが、人々の心の壁はなかなか打ち砕くことができない。そんな中、白人と黒人の学校が統合され、T・C・ウィリアムズ高校が開校。フットボールチームも統合“タイタンズ”が結成された。住民達が統合に反対するなか、黒人ヘッド・コーチ、ハーマン・ブーンがやってきた。白人コーチは自分の地位を黒人に奪われ、アシスタント・コーチになったことにショックをうけている。彼は混成チームを結束させるために合宿を行う。だが偏見はなかなか消えず、激しい対立が起きる。ある朝、ブーンは南北戦争で多くの若者が命を失った場所までランニングをさせた。そこで彼は選手達に語りかける。その言葉に感銘をうけチームは変わり始めるのだった。都会育ちの進歩的な転校生。偏見にとらわれない彼の存在もまたチームに影響を与える。偏見を拭い切れない大人達に翻弄されながらもひとつのチームにまとまっていった“タイタンズ”は連戦連勝の快進撃!!町の人々の心の壁も次第に溶け始め、彼らに拍手と喝采を贈るのであった。しかし大事な決勝戦の前夜、誰もが予期しなかった悲劇が起ころうとしていた…。

脚本家のグレゴリー・アレン・ハワードはロサンゼルスから故郷のヴァージニアに戻り不思議なことに気付いた。片田舎のこの町では、大都会ロザンゼルスに比べても著しく人種差別がないのだ。住民に尋ねてみると、答えは一様に「“タイタンズ”のおかげだよ」。ハワードはかつての“タイタンズ”の人々、町の人々に取材をし、一本の脚本にまとめあげた。そしてハリウッドきっての名プロデューサー、ジェリー・ブッラカイマーの目に留まり、このたび映画化となった。

主演のヘッド・コーチ役に、デンゼル・ワシントン。南北戦争の戦場で語りかけるシーンはこの作品の中、彼のいままでの演技の中でも印象に残るシーンのひとつである。彼をサポートするコーチ役に、「60セカンズ」「アルマゲドン」での演技が印象的だったウィル・パットン。アレキサンドリアにカリフォルニアの自由な風を運ぶ転校生“サンシャイン”ことロニー役に、ポスト“ブラッド・ピット”の呼び声の高いキップ・パリュデュー。本作品をきっかけに全米で大ブレイクしたキップをはじめ、今後のハリウッドを担うヤングブラッドたちが集結し、フレッシュな魅力が話題を呼んでいる。

最高の感動作!! 奇跡の友情もさることながら、“ライアンズ”の試合にも大興奮!!私も町の人達と一緒に応援してしまった。そして注目なのはポスト“ブラッド・ピット”のキップ。ちょっと古くさいルックスだけど、ひょっとしてその辺りが今の若い子には新鮮なのかも。でもとてもキレイな顔だちなので、美形好きはチェキラー!

Text : kyoko

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