[美脚迷路]

2001年8月25日より新宿ジョイシネマにてレイトロードショー!

監督/脚本:廣木隆一/脚本:及川章太郎/出演:迫英雄、ひふみかおり、渡辺真起子、大浦龍宇一、鳥肌実、野村裕人、他(2001年/日本/100分/配給・宣伝:アースライズ)

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十代の彼らには夢があった。いつか、自分たちの遊園地をぶったてようと、いつも三人つるんでいた。あれから17年、下っ端刑事の加藤(迫英雄)を、10年ぶりに竹内(大浦龍宇一)が訪ねて来た。いまや竹内は、年商何十億というネット・ビジネスの成功者である。二人は同窓会へと向かう。場所は、彼らの共通の幼な友達・七緒子(渡辺真起子)が経営するバー。同窓会の席で荒れる竹内は加藤に言う“辞めろよ警察なんか。辞めて昔みたいに俺とツルんでくれないか”。そして「MAZE」と書かれた会員カードを加藤に渡した。が、その数日後に竹内は謎の焼身自殺をとげる。

加藤は、以前、覚醒剤で補導した少女・じゅん(ひふみかおり)の面倒をみていた。加藤に好意を持つじゅんは、中華料理屋でバイトをしながら、クラブ・シンガーのオーディションを受け、採用された。「MAZE」というクラブに・・・。

加藤の前に、本庁のエリート・伏木(野村裕人)が現われる。政界から裏社会まで巻き込み、悪質なのし上がり方をした竹内を追っていたと言う。その矢先の自殺。そして行きあたった「MAZE」。“あそこって妖しい噂が多いんですよ。麻薬、売春・・・殺人ビデオ”。そのビデオは、美脚をボンテージに身を包んだ女のピンヒールが、拘束された男の肌を裂く。美脚のシルエットは、七緒子ー!?

悪徳の噂が絶えないMAZEに、警察の内偵が入る。だが、加藤はいつしか七緒子が待つMAZE=迷路へと入り込んでしまった。そんな加藤の背後に何故か自殺したはずの竹内がー。三人の過去に隠されたトラウマとは・・・。

この映画は足フェチが集まる秘密クラブを舞台に進行する妖しくも哀しい物語である。ある過去の出来事によってトラウマをおってしまった加藤、竹内、七緒子の幼なじみ三人。加藤は同窓会で10年ぶりに竹内と七緒子に再会する。そこから加藤は異常な世界へと引き込まれていく。そして三人はトラウマという運命に振り回されていくのだ。

監督は、日本映画批評家大賞監督賞を受賞した『東京ゴミ女』、『不貞の季節』の廣木隆一。撮影は『MONDAY』(SABU監督)の佐藤和人が担当。出演は、加藤役に『天国から来た男たち』の迫英雄。MAZEの歌手・じゅん役に『ひまわり』のひふみかおり。 この映画でひふみかおりの存在はとてもみずみずしく、足フェチの題材を扱う中で一服の清涼剤のように感じられる。しかし彼女の歌と秘密クラブの映像はシックリこなかった。またクラブで歌う時にかぶっていたウィッグはかぶらないほうがいいのではと思わせるが・・・。加藤の幼なじみ竹内役には『ほとけ』(監督辻仁成)の公開も控える大浦龍宇一。同じく幼なじみの七緒子には「M/OTHER」で高崎映画祭主演女優賞受賞の渡辺真起子。他には鳥肌実が美脚にボコボコに蹴られてうっとりするキレた変態役で出演しているのにも注目だ。

Text : niimura[UNZIP]

美脚Night-映画「美脚迷路」公開記念トークショーのご案内-

廣木隆一監督を初め映画の出演者が集合!撮影現場での秘話や監督、共演者について。果ては足フェチ談義まで!? 当日飛び入りゲストも参加?? 何が飛び出すかわからない廣木監督とゆかいな出演者達のトークショー。

日時:9月1日(土) PM21:00より
場所:新宿ジョイシネマ(新宿コマ劇場前シネシティ)
出演者(予定):廣木隆一監督、迫英雄、ひふみかおり、大浦龍宇一、他
料金:¥1.500均一



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