『ジュラシック・パーク3』
主演:サム・ニール来日記者会見レポート!

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7月26日(木)東京・日比谷の帝国ホテルにて『ジュラシック・パーク3』に主演のサム・ニールの来日記者会見が行われました。

7/18に全米にて公開した『ジュラシック・パーク3』。公開5日間での興業収入が、なんと$8140万と記録的な大ヒット。待ちに待った日本での公開も急遽8/4に早まり、7/28には先行オールナイトも決定しています。第1作品目に引続き、グラント博士役で主演をつとめるサム・ニールの記者会見の模様をレポートします。

待ちに待った公開だけに、サム・ニールの登場とともに取材陣はざわつき始めました。「こんにちは」「こんなにたくさんの方にいらして頂けて光栄です。」というあいさつから会見は始まりました。


Q:1作目はスティーブン・スピルバーグ、今回はジョー・ジョンストンと監督が異なりますが、どちらの方が演じやすかったですか?それぞれの共通点・相違点はなんですか?

A:うーん…。ふたりとも友人だから、甲乙つけがたいね。映画を製作する時に、監督選びは非常に重要なことだよ。このシリーズに新鮮さを与えるのに、監督をかえたというのはとても効果的だったと思う。違いをひとことでいえば、スピルバーグは、ハイパーアクティビティで、とてもよく動き回る。反対にジョー・ジョンストンは日本の“禅”の僧侶というイメージかな。あとは、最近の仕事相手がロボットか、恐竜かという違いかな(笑)。

Q:再び同じ役を演じるにあたって、おもしろかったこと、つらかったことはありますか?

A:同じキャラクターをまた演じるのははじめてのこと。俳優は、自分に正直になれば、撮影の後、“あの場面でこうした方がよかったかな。”と後悔し、チャンスがあれば直したいと思うはず。今回は稀なチャンスを与えてもらったよ。
同じ役とはいえ、8年の歳月が流れ、彼も年をとったし、それなりにかしこくもなった。そしてなんといっても気難しくなったかな。1作目であれだけの恐ろしい体験をしたあの地に、再び戻ることになるのだから当然のことかな。そんなわけで、エリー(ローラ・ダン)とも結婚してないし(笑)。それについてはガッカリした観客も多かったみたいだね。でも日本の寅さんはすごいよ。僕はあんなに何度も同じ役をやる自信はないよ(笑)。

Q:『オーメン』から『ピアノレッスン』まで、実にさまざまなジャンルの作品にご出演されていますが、作品選びのポイントは?

A:計画性をもって、いろんな作品に挑戦していると言いたいところだけれど(笑)。それはあくまでも理想であって、いつも混乱したなかで決めているんだ。ただひとつ言えることは、キャリア志向ではないということ。という訳で私のキャリアは順風満帆というわけではないのかな。基準としては、ストーリの面白さ、そのキャラクターに興味が持てるか、ロケ地がはじめての場所とかだね。それにしても『オーメン』のことを言われるとは…。あの“666”がやっと消えかけてきたところなのに(笑)。

Q:グラント博士のモデルは、恐竜博士のジャック・ホーナーさんとのこと。前2作同様、本作でもアドバイザーをつとめていらっしゃいますが、どんな方ですか?

A:彼は僕の良き友人であり、今作品の大切なアドバイザー。専門的な話や推論などを、本当に面白く話してくれるよ。そしてグラント博士の役は、確かに彼をモデルにしているよ。でも僕としては、彼の写真は表に出さないでほしいと言っているんだよ。それは彼の方が僕よりもずっとハンサムだからだよ(笑)。

Q:コンピュータグラフィックと、実写のバランスはどれくらいの割合ですか?それによって苦労された点は?

A:その質問はとても難しいね。両方が縫い目なく混ざっているからパーセンテージは出せないかな。現在はコンピュータと仕事をするのが当たり前で、映画の言語の一部になっていて特殊なことではなくなったからね。

Q:遺伝子で恐竜が生まれる時代はともあれ、現在の科学の発展についてどう思われますか?

A:科学は何を目指して進んでいるのか、僕にはわからないよ。科学者達は、企業間の競争や政府のために働いていて、いったい研究室では何が行われているのかさえわからない。“クローン羊”だって突然登場したしねえ。「クローン羊は必要か?」この問いかけに、ニュージーランド人の僕だったら「ノー」と答えるよ。だってニュージーランドには8000万頭の羊がいるんだからね(笑)。

Q:恐竜に恐怖を感じましたか? そして恐竜はお好きですか?

A:現場にいる恐竜はとても重いうえに、動きが速いんだよ。食べられはしないけど、あんなに重くてはケガをされられてしまうよ。それよりも、今回高いところでの撮影が多くて、そちらの方が恐怖だったかな。
僕も恐竜は好きだけれど、子供達の方が恐竜好きだね。本当にビックリさせられるくらい知識が豊富だよ。あえていえば今回登場した、翼竜プテラノドンかな。迫力があって一番好きです。

最後の質問です。
Q:今年の夏休み映画は、『A.I.』、『猿の惑星』と大作が続いていますが、他作品打倒への意気込みはいかがでしょうか?

A:ここでは外交的な発言が必要なんじゃないのかな?特に『A.I.』はスピルバーグが監督なので、滅多なことは言えないよ(笑)。
うーん。そうだな…。恐竜が全てを喰い尽くしてくれることを願っているよ(笑)。



今回の会見でのサム・ニールの印象ですが、ウイットにとんだジョークもとばす、素敵な紳士でした。いままでは無口なかんじのイメージがあったのですが、全くイメージがかわりました。次作はコメディの『The Dish』(Dishとは、パラボナアンテナの意)という作品に出演されるとのこと。またいままでとは違った新しいサム・ニールを発見できるかもしれません。


Text : Kyoko*UNZIP



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