[エンジェル・アイズ] ANGEL EYES
2002年10月12日(土)丸の内ピカデリー1他全国松竹・東急系にてロードショー

監督:ルイス・マンドーキ/脚本:ジェラルド・ディペゴ/製作:マーク・カントン、エリー・サマハ/出演/ジェニファー・ロペス/ジム・カヴィーゼル/ソニア・ブラガ/テレンス・ハワード/ジェレミー・シスト
(2001年/アメリカ/1時間43分/配給:松竹)

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【STORY】
警官のタフな外見の下に、誰にも言えない心の傷を隠して生きるシャロン(ジェニファー・ロペス)。辛い過去から逃れようとがむしゃらに仕事に打ち込む彼女は、愛に背を向ける孤独な日々を送っている。そんなシャロンの前に現れた不思議な男キャッチ(ジム・カヴィーゼル)。過去への扉を閉ざした彼は、あてどなく街をさすらう放浪者だったが、なぜかシャロンは、彼と過ごす時間に安らぎを感じる。恋の深まりと共に、自分の中の何かが変わっていくのを感じるシャロン。だが、キャッチの秘密を知ったとき、二人の関係は…。相手を受け入れると同時に自分自身を受け入れることで再生を遂げていくふたりのラブ・ストーリー。


【REVIEW】
警官役を演じるのは二度目となるジェニファー・ロペス。本編が始まりまず思ったのは、彼女の板についた役柄だった。正義のために悪をやっつけるのが任務でありながら、何かを忘れようと過剰に仕事に打ち込む彼女に、演技と知りながらゾクっとさせられる。また、浮浪者のように街を歩き回って得体の知れない男役をジム・カヴィーゼルが演じている。一見、汚らしい格好でひげなども剃らずに生活感なくぶらぶらしているので、実際に出会ったとしても恋に発展するのか?と単純に疑問に思ってしまったが、彼ならアリかなと。そんなふたりの偶然と偶然、過去と現在とが点と線で結ばれていくかのように恋は発展していく。最後は地味ではありながらハッピーエンドとなり、気分よく帰路につける作品である。人恋いしい秋にはもってこいの映画ではないでしょうか。

Text:imafuku [UNZIP]

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