[ハリー・ポッターと秘密の部屋]
Harry Potter and the Chamber of Secrets

2002年11月23日、丸の内ピカデリー1ほか、全国松竹・東急系にて公開

監督:クリス・コロンバス/原作:J.K. ローリング『ハリー・ポッターと秘密の部屋』/出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、デイビッド・ブラッドリー、ケネス・ブラナー、ロビー・コルトレーンほか
(2002年/アメリカ/2時間41分/配給:ワーナーブラザース映画)

∵「ハリー・ポッターと秘密の部屋」UKオフィシャルサイト

原作:「ハリ−・ポッタ−と秘密の部屋」icon
J・K・ローリング/松岡佑子 訳 静山社¥1,900-
※boople.comにて購入できます。


(C) 2002 WARNER BROS.
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HARRY POTTER PUBLISHING RIGHTS (C) J.K. ROWLING.

【STORY】
「ドビーめは警告に参りました。 ハリー・ポッターはホグワーツに戻ってはなりません!」 …ドビーは大きな屋敷や城に生息する“屋敷しもべ妖精”。驚くハリーに、ドビーはさらに警告する。 「罠です、ハリー・ポッター。今学期、ホグワーツで世にも恐ろしいことが起こります」

ハリーは、ホグワーツに入学して最初の夏休みを、 親戚のダーズリー家で過ごしていた。一家は ハリーが身につけた魔法に恐れをなし、以前にも増してハリーをいじめていた。 「ここには身の置き場がないんだ。僕の居場所はホグワーツなんだ!」…必死でドビーに説明するハリー。 しかしドビーは、どうしてもダーズリー家からハリーを出すまいと画策し、 ハリーは叔父に部屋に閉じ込められるはめになる。 そこへ救いに来たのが、親友のロン・ウィーズリーだった。どうにかホグワーツに戻ったハリーとロンだったが、新学期を迎えたホグワーツに、不気味な出来事が次々と起こる。ハリーだけに聞こえる「殺してやる……八つ裂きにしてやる……!」という不吉な声。 そして、壁に書かれた身の毛もよだつ警告の文字---「秘密の部屋は開かれたり。継承者の敵よ、気をつけよ」--- ホグワーツに伝わる「秘密の部屋」の伝説とは何なのか?  ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は、ひそかに調べようとする。 それは、「賢者の石」を上回る謎と、思いもよらない冒険の始まりだった……!

【REVIEW】
みんながずーっと待っていた、「ハリー・ポッター」シリーズの第2作目。初めて観たときの ワクワクが薄れないように、本を読むのだって我慢してたもんね! 劇場で「ハリー・ポッターコンボ」なるポップコーンとコーラのセットを買い、じっと待つこと1時間。こういうのもまたお祭り的楽しみ。まわりを見るとオジサマも女の子もみんな「ハリー・ポッターコンボ」を膝に乗せていてほほえましい。そしていよいよ、あの、お馴染みの音楽が聞こえて来たときの気持ちと言ったら…!!

本作の音楽を手掛けたのは前作『ハリー・ポッターと賢者の石』同様、ジョン・ウィリアムズ。これまで手掛けた作品は90本あまり。『ジョーズ』、『スター・ウォーズ』、『未知との遭遇』、『スーパーマン』…誰もが映画のタイトルを見ただけでテーマ音楽を思い出すような作品が並ぶ。ハリー・ポッターシリーズのあの音楽も、劇場から一気に観客をハリーの魔法の世界に連れていってくれる、非常に重要なもの。本屋さんでもTVのコマーシャルでも、やっぱりあの音楽を聞くとそわついてしまうのだ。

肝心の物語も、もちろんファンをがっかりさせない。本を1ページづつめくるようなワクワク感が、エンディングまで続く。2時間41分という上映時間はさすがに長いけれど、原作に忠実であろうとした結果、小さなエピソードも端折れなかったんだろうな…と好意的に解釈してみる。詰め込み過ぎの印象もない訳ではなく、それゆえハリー以外のキャラクターの存在感が薄かったりもするのだが、こういう作品は楽しんでなんぼ。あんまりうるさい事を言わずに「面白かった!」と言っておきたい。


今回新たに加わったキャラクター、“嘆きのマートル”を演じているのはシャーリー・ヘンダーソン。『トレインスポッティング』、『ひかりのまち』、来春公開の『24 Hour party People』…と個人的に好きな映画によく出てくるのだが、今回の女学生役は意外だった。(そしてもっと意外なことに、はまっていた)他にもケネス・ブラナー演じるナルシストの新任教師ロックハートなど、愉快なキャラクターが加わっている。ハリー・ポッターシリーズの次作からは監督のクリス・コロンバスが降りることが決定しているが、(家族と過ごしたいというのが理由だとか)またきっと、新しいハリー・ポッターに出会えるだろう。来年の冬も楽しみ!

Text:nakamura [UNZIP]

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