[ラスト・プレゼント ] Present
2002年12月7日、シャンテ・シネにて公開

監督:オ・ギファン/脚本:パク・チョンウ/撮影:イ・ソッキョン/音楽:チョ・ソンウ/出演:イ・ヨンエ、イ・ジョンジェ、クォン・ヘヒョ、イ・ムヒョン、コン・ヒョンジン 、キム・スロ、キム・サンジン他
(2001年/韓国/112分/配給:パンドラ)

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【STORY】
ヨンギは、才能はあるのにいつまでたっても売れないコメディアン。誰よりも夫の才能を信じ、彼の成功を心から祈っている妻ジョンヨンは、子供服専門店を細々と経営して生活を支えている。しかし、テレビ番組になかなか出演できず、場末のクラブでその場しのぎの稼ぎに甘んじる夫に、きつい言葉を投げつけてしまう。売り言葉に買い言葉、ふたりには口喧嘩が絶えなくなっていた…。ヨンギの両親は、彼がコメディアンになることにも、身寄りのないジョンヨンと結婚することにも猛反対し、彼は勘当同然の身でジョンヨンと結婚したのだった。しかし、生まれた子供も亡くし、以来2年間、ヨンギは悲しみのあまり仕事も手につかず、休業してしまった。ジョンヨンだって悲しい、否、母親だからもっと辛い。だけど、ヨンギが仕事をしないのであれば、自分が働くしかなかった。いつしか二人は寝室も別々になり、会話もない生活が続いていた。でも、口ではきつい事を言ってもジョンヨンはヨンギを愛し、彼の才能を誰よりも信じていた。だから、彼に内緒でテレビ局のプロデューサーに掛け合ったり、夫のことを認めてもらおうと躍起になっていた。ある日、ヨンギと漫才の相棒チョルスを、大手芸能プロの実力者だと自称するハクスとハッチョルが訪ねてくる。彼らは、1千万ウォンを積めばテレビの売れっ子にしてみせると豪語するが、ヨンギはそんな大金は用意できないと断ってしまう。その二人が懲りずに、今度はジョンヨンの店に現れたが、しっかり者の彼女はすぐ詐欺師だと見破ってしまう。ところが、逃げようとしたハクスがジョンヨンと揉み合っている最中、突然、彼女が倒れ、彼らが病院に連れていく羽目に。そこで彼らは、医師から思いがけないことを聞かされる。それは、彼女が余命幾ばくもないという事実だった…。

【REVIEW】
いや〜、韓国の女性ってほんと綺麗だな〜って、ジョンヨン役の「イ・ヨンエ」見ていて思いつつ…。それはさて置き、この映画ホント泣けます!! 例え自分が朽ちようとも陰ながらに夫を支え続けるジョンヨンの姿は、ひと昔前の日本のめおとを思わせ、しかし実際においらは「めおと」と呼ぶ時代には生まれてはいなく、でも何だか懐かしく感じるのは、昔のテレビドラマや映画を再放送で見ていたり、自分の両親からもこの姿に近いものを感じるからだろう。愛の形はいろいろあるが、ジョンヨンのような、「大和撫子」ならず「韓国撫子」がこの映画を見て日本にも増えてくれることを祈りつつ…。でも、ジョンヨンみたいになるには、「彼を愛し、誰よりも信じる」この思いがなければいけません! その意味は映画を見ればわかるが、例えば「初恋の人がいつまでも忘れられず…」そんな女性・男性諸君がいたらぜひ、見て欲しい! いろいろな思いを得ること間違いなし! そして、ヨンギがジョンヨンにロマンチックにアプローチする姿もクスッと笑い感じちゃうかもしれないけど必見!

Text:ツッツー


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