LIVE FOREVER
あなたが好きなのは「オアシス」あるいは「ブラー」、
それとも、もしかして「ロビー・ウイリアムス?」

REVIEW:
いまから10年前、あなたはいったいなにをしていただろうか。94年4月5日にニルヴァーナのカート・コバーンが自殺をして、94年8月にはオアシスがアルバム「オアシス」を発売した年である。この映画「リヴ・フォエヴァー」は約10年前、90年代中頃のイギリスミュージックシーンをテーマにしたドキュメンタリー映画である。この映画のすごいのは「オアシス」のノエル・ギャラガー、リアム・ギャラガー兄弟、「ブラー」のデーモン・アルバーン、「パルプ」のジャーヴィス・コッカーといった当時の「ブリットポップ」を代表するメンバー達が出演し、当時を思い出しインタビューに答えているということである。他にもマッシブアタックの3D、アーティストのダミアン・ハースト、ファッションデザイナーのオズワルト・ボーテングといった豪華な顔ぶれが参加している。そして全編に流れる当時の音楽とドキュメンタリーならではの貴重な映像の数々。90年代のイギリスミュージックが好きとか嫌いは別にして、当時のイギリスカルチャーがかっこよく、そして面白かったのは事実である。

スリーパーのルイース・ウェナーがインタビューでこう答えている。「ロビー・ウイリアムスが新しい売れ筋になる予感がしたわ、オアシスはその瞬間に終わったってことよ」。イギリスのカルチャーはこれからいったいどうなってしまうのだろうか。

Text:Toru Hachiga

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『リヴ・フォーエバー』
2004年7月3日より、シネマライズにてレイトショー公開
(2002年/イギリス/82分/配給:ワイズポリシー)

CAST&CREW:
監督:ジョン・ダウアー
出演:ノエル・ギャラガー、リアム・ギャラガー、デーモン・アルバーン、ジャーヴィス・コッカー、3D、ダミアン・ハースト他

REVIEWER:
Toru Hachiga