ちょっと危険だけどかっこいいストリート発のカルチャー。現在のスケートボードのそんなイメージは、1970年初頭にDOGTAWNと呼ばれた排他的な街のZ-BOYSという1つのチームが作り出したものだった。この映画は、彼らの栄光の軌跡を当時の貴重な映像で綴り、ショーン・ペンをナレーションに迎えて贈る痛快ドキュメンタリーだ。そこにはスケートカルチャーを通して、1つの時代を築いた人々の様々な人間模様が写し出されている。これが革命というものだ。




己のライディングをより高めるために、さまざまな音楽をチョイスしてきたスケーターたち。そこには独自の進化があり、いくつものオリジナルカルチャーを産み落としてきた。スケートボードと音楽は他の何よりも深く結びついている。




スケートボードカルチャーから派生する様々なアートは各所で高い評価を受けている。スケーターに才能のある表現者が多いのは何故か?その原点にはZ-BOYSがスケートにもたらした理念、自分のスタイルの追求があった。




Z-BOYSが起こした革命は、アグレッシブなライディングだけではなかった。そこには個人のスタイルを尊重した自己表現としてのスケートボードがある。彼らがスケートに求めたラジカリズムは今もなおカタチを変え現在に受け継がれている。



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