Text:梶浦秀麿
『ローズマリーの赤ちゃん』
ROSEMARY'S BABY(1968)
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ミア・ファロー、ジョン・カサヴェテス他
『戦場のピアニスト』で健在ぶりを示したポランスキーの怖ーい出世作。主演女優のミア・ファローは撮影中、『刑事』に主演していた当時の夫フランク・シナトラに「そっちを蹴ってこっちに出ないと離婚する」と脅されて途中降番の危機に。エヴァンスの説得で離婚を覚悟しての鬼気迫る演技が大ヒットを呼んだ!? ミア自ら宣伝で『刑事』と張り合わせたというから女の執念は怖い……。
『ローズ・マリーの赤ちゃん』出演時のミア・ファローとロバート・エヴァンズ。
『ある愛の詩』
LOVE STORY(1970)
監督:アーサー・ヒラー
出演:ライアン・オニール、アリ・マッグロー他
「愛とは決して後悔しないことよ」の名台詞にアメリカはもとより全世界が泣いた。主演のアリ自らエヴァンズに脚本を売り込んできたが、当初誰も監督したがらない。やっとヒラー監督を起用したら「聞いたことのない監督に撮らせるなんて!」とアリは大激怒。エヴァンズ邸に押し掛け、その豪邸に一目惚れしたのか、あっという間に電撃結婚。だが「世界一の幸せ」は長くは続かなかった……。
エヴァンズとアリ・マッグローの幸せな新婚時代
『ゴッドファーザー』
THE GODFATHER(1972)
監督:フランシス・フォード・コッポラ
原作:マリオ・プーゾ
出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン他
言わずとしれた巨匠コッポラの代表作。「原作者を育て、重役やコッポラとも喧嘩しまくって本作を名作にし大ヒットさせたのは俺の手柄だ」とエヴァンズは主張。が、実はコッポラ側の見解は正反対だったりする。騙されないように。懲りずにコッポラと組んだ『コットンクラブ』でも揉めに揉め、指揮権をめぐる裁判沙汰にまで発展。殺人事件まで絡んでマフィア映画を地で行く展開に……。
【本人出演作】
『千の顔を持つ男』(1957)
『陽はまた昇る』(1957)
『荒野の悪魔』(1966)
『大都会の女たち』(1959)

若きエヴァンズ演じる『陽はまた昇る』の闘牛士。

【主な製作関連作】
『ローズマリーの赤ちゃん』(1968)
『おかしな二人』(1968)
『ロミオとジュリエット』(1968)
『さよならコロンバス』(1969)
『白銀のレーサー』(1969)
『ある愛の詩』(1970)
『暗殺の森』(1970)
『ゴッドファーザー』(1972)
『ペーパームーン』(1973)
『チャイナタウン』(1974)
『華麗なるギャツビー』(1974)
『マラソンマン』(1976)
『アーバン・カウボーイ』(1980)
『ポパイ』(1980)
『コットンクラブ』(1984)
『黄昏のチャイナタウン』(1990)
『硝子の塔』(1993)
『セイント』(1997)
『10日間で男を上手にフル方法』(2003)
『くたばれ!ハリウッド』
2003年9月20日より、ヴァージンシネマズ六本木ヒルズほかにて公開
監督・脚本:ブレット・モーゲン & ナネット・バースタイン/原作:ロバート・エヴァンズ
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