[ブリジット・ジョーンズの日記]
2001年9月、日劇プラザ他全国東宝洋画系にて公開

監督:シャロン・マグワイア/脚本:ヘレン・フィールディング、アンドリュー・デイ ビス、リチャード・カーティス/キャスト:レニー・ゼルウィガー、ヒュー・グラン ト、コリン・ファース他/2001年 アメリカ/97分/配給:UIP

『ブリジット・ジョーンズの日記』主演:レニー・ゼルウィガー、製作:エリック・フェルナー来日記者会見レポート!

ブリジット・ジョーンズ(レニー・ゼルウィガー)は、出版社勤務の32歳の独身。人からは羨ましがられる仕事を持ち、独りで立派に生きていけるのだが、やっぱりどこかが満たされていない。10kgのダイエットと内面の安定、タバコとアルコールを控えることで、素敵な恋人をゲットする…そんな俗物的な目標を達成すべく、まずは日記をつけることから始めてみる彼女。しかし、現実は甘くない。勘違いした方向に進んでは失敗し、嘆き、自己嫌悪に陥る。それでも、持続はしないけれど、決して失われることのない向上心を持って、果敢に挑戦を繰り返し、ようやく恋人が出来るのだが…。

イギリスの新聞"インディペンデント"に掲載された、ロンドンに暮らす30代独身女性ブリジット・ジョーンズの架空の日記を映画化した作品。誌面で連載されたこのコラムは、小説として刊行されるやロンドンで人気が大爆発し、最終的に世界23ヵ国、500万人の女性が読んだベストセラーとなる。多くの女性がブリジットの境遇に共感、「ブリジットは私自身!」と自己投影して、ロンドンでは社会現象になるまでヒートアップしたとか。そんな注目の映画版ブリジット・ジョーンズを演じるのはレニー・ゼルウィガー。その屈託のない笑顔と美人すぎない美貌(?)から、"親しみ"が持てる女優として米国では人気がある女優さん。でも、これが実にハマリ役。そこそこのルックス、おっちょこちょいで、どうしようもないところがあるのに、どこか憎めないダメ人間の魅力を、スクリーンの中で思う存分に発揮しています。なんでも、この役作りのために、イギリス英語を身につけ、素性を隠してロンドンの出版社に約2週間勤務。その上、体重を6キロも増やしたとか。そんなレニーの努力が実ったと言える作品です。シングルトン(独りで立派に生きていける独身者)の女性の方は必見です。

Text:またひこ

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